フレグランスの正しい選び方
本格的なフレグランスはトップノート、ミドルノート、ラストノートという具合に香りが変わります。
ですからついフレグランスを選ぶときに最初に香ったトップノートで判断しがちですが、それは大きな間違いです。
実はこの最初に香っているのは10分しか持続しないのです。その香りはフレグランスにとって、あいさつのようなものなのです。
そこで10分おいてから、また香りをかいでみてください。すると本来の香りに変わっていきます。それから3時間ミドルノートが続き、最後の香るラストノートはほのかに、ですが12時間ほど香っているのです。
つまりすぐに買うのではなく、香りのテスター用紙とも言えるムエットにつけて10分ほどおいてから、香りを確認してみましょう。それを踏まえてから、本当にそのフレグランスの香りが、自分の好みかどうかを確認すればいいのです。
洋服とフレグランスは時間をかけて選ぶ
よく言われることですが、洋服とフレグランスは時間をかけて選ぶべきものです。
最初にお店に行ったら、ムエットで香りを確認し、その後、再度、そのフレグランスを今度は自分につけていただき、香りを確認しましょう。
ムエットで自分にとっていい香りであることを確認し、今度は自分の体臭と混ざり合ってもいい香りになるかどうかを確認します。
実際、日本人の多くはほとんど体臭がないと思われていますが、多少はあります。そのために自分自身が持っている香りと調和させるほうが、よりよい香りになるのです。
代表的なフレグランスではシャネルのアリュールで、かなり個人の持つ特有の体臭によって香りが左右されます。これは一番、顕著な例ではありますが、フレグランスは必要以上に慎重に選んだほうがあとで持て余すことがありません。