着物をフレグランスに合わせる方法
着物をストリートファッションとして身にまとう若い女性が増えています。また日常的に着物を着ているという方も徐々に増えています。
そこで気になるのはヘアメイクもきちんと着物が引き立つように変えていくということはおわかりになっている方もいらっしゃると思いますが、フレグランスのつけ方まで考えたことがある方は少ないのではないでしょうか。
香りの種類であれば、振袖のような未婚女性の正装ならば、やはり甘くみずみずしく、そして若々しさも感じさせるフローラルノートがおすすめですし、普段着になる紬や小袖、お召であればもっとカジュアルな香りでも許されることでしょう。
また華やかな席では女らしさを醸し出すオリエンタルノートや落ち着いた魅力を引き立てるシプレノートをまとってみたいものです。
基本的には着物の場合、構造や着方が洋服とは違いますから、フレグランスは使わない、とおっしゃる方もいらっしゃいます。確かに着物は身に巻きつけるように着つけていきますから、香りがこもりやすいことは確かです。
つまり非常に現在の香りのおしゃれをそのまま応用することはできないと考えたほうがいいのです。
コットンやタオルハンカチにお気に入りの香りを含ませる
しかしやはり香りのおしゃれも一緒に楽しみたいものです。
そこで提案したいのは、洋服を着るときにつける方法ではなく、コットンやタオルハンカチにお気に入りの香りを含ませて、帯の中に挟みこんでおくという方法です。
するとあくまでもほのかな香りが残って、香りがこもってしまうことにはなりません。またこのような薫らせ方のほうが、気品があり、着ている方の魅力も引き立ってくることでしょう。
決して行ってはいけないのは長じゅばんなどに直接、香りをつけることです。これは着物自体にシミをつける原因にもなります。また体にやはりつけたい場合は完全に乾いてから、ということをお忘れなく。