人気のフレグランスが似合うとは限らない

もともと日本人はお香や匂い袋のような香りの文化を持っていました。しかしながら近代に入ってから、一時期途絶え、また香水という形で日常的なものになりました。

そしてさまざまな時代で流行の香りが存在しています。中には「これこそが私の香り」と流行には目を向けずに、同じ香水を嫌みなく、つけこなしている女性もいます。

最近ではイヴ・サンローランのベビードールが人気を誇りましたね。

フレグランスも扱っているお店に行ったのであれば、今、人気の香りが何かすぐにわかりますから。その香り見本で選んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかしそこで「この香りで本当にいいのかな？」と感じることはありませんか？

実はいくら体臭が薄い日本人も固有の体臭を持っています。その体臭とバランスが悪い場合は似合わない香りといってもいいでしょう。

たとえばさわやかな香りを誰かが身にまとっていても、その香りが自分に似合うとは限りません。

香水の選び方(試し方)

「これが高感度ナンバーワン！」というものは、あまり信じるべきではありません。同じものをつけても、同じように香ることはないのです。自分の香りとならないのであれば、選ばないほうがおすすめです。

そのために買いに行く際には、試しにつけさせていただいて、1日置いてから、香りがどう変化したかを確認してから香水は選んだほうが、本当に自分に似合う香りに出会えます。

実は流行の香水というものが、洋服と同じように誰にでも同じように香るわけではないのです。もとの自分が本来持っている匂いと混ざり合って、初めて香水は本来のパワーを持つからなのです。

香水のようなフレグランスは、決して安い買い物ではありませんから、慎重になりすぎてもかまわないのです。