パッチテストは皮膚科でなければ意味がない

パッチテストは皮膚科でなければ意味がない

 

手作り化粧品は意外と簡単に作れてしまうものです。費用もそれほどかかりません。販売している化粧品よりも安くて安全、というイメージも浸透しています。

 

 

そのため安易に作っている方も多増えています。

 

 

それと同時に皮膚科に駆け込んでくる患者も増えているそうです。

 

 

多くの患者は

 

 

「きちんと二の腕でパッチテストも行って大丈夫だったのに!」

 

 

と訴えるそうですが、この自己流はあてにならないのです。

 

 

皮膚科で行うパッチテストは二の腕に使う化粧品を48時間当てて、反応がないかをチェックします。またその後、3回は医師に肌の状態を確認するため、診察を受ける必要があります。つまり4回診察を受けなければなりません。

 

 

しかしこの方法を行っているうちに、手作り化粧品は劣化してしまうでしょう。

 

 

このきちんとした方法でチェックを行うと、48時間後には反応が出なくても、1週間後に突然、アレルギーが起こることもあります。

 

 

自己流で判断することは危険

 

 

自己流の方法ではアレルギーや肌トラブルが起こるかを実際には判断できません。

 

 

手作り化粧品を使う前に二の腕につけて、反応が出なかったら、顔に使っても大丈夫、というのはまったくの誤解なのです。

 

 

肌が丈夫であれば、アレルギー反応や肌トラブルは起こりにくいのは確かです。

 

 

しかしながら自分が敏感肌に近いと自覚している場合、「安心なもの」を配合して手作り化粧品を作って使うよりも、医師に相談して販売されている化粧品を選んだほうが、肌トラブルが起こるリスクを避けることができます。

 

 

自己流パッチテストがこれだけ広まってしまったのは、ブームになったから、ともいえますが、肌には個人差があります。

 

 

自分と肌質が似ている方が使っている化粧品を使っても、自分には合わなかった、という場合も多いですよね。それと同じです。

 

 

自己流で判断することは危険です。加えて皮膚科医もおすすめできないと断言している方が多いのです。