手間がかかる割には危険な手作り化粧品

手間がかかる割には危険な手作り化粧品

 

手作り化粧品で簡単に作ることが可能なものは化粧水でしょう。

 

 

たとえばグリセリンカリ液とアルコールを薄めれば、ある意味、拭き取り化粧水くらいの効果はあります。

 

 

しかしながら多くの場合、他に材料を加えますよね。

 

 

それがハーブであったり、かんきつ類の種であったりすることが多いわけで、これらをアルコールに漬けておき、成分を抽出させて、グリセリンカリ液と合わせ、水で薄めて使う、という方法です。

 

 

グリセリンカリ液は医療現場でも使用される安全性の高いものですが、アルコールやハーブなどでアレルギーを起こす危険があることも知っておくべきでしょう。

 

 

自分はお酒に強いからといっても、注射などでアルコール消毒したら赤くなる方もいますよね。

 

 

こういう方の場合、肌につけたらかぶれる、という危険が高くなります。ハーブなども効果がある半面、合わない場合はアレルギーになってしまうのです。

 

また身近な材料、と記載されていても、手作り化粧品の材料を集めるのは、あまり簡単ではない方がほとんどではないでしょうか。いうなれば作るにも、材料集めにも、時間も手間がかかり過ぎるわけです。

 

 

その時間や手間が楽しい、という方がいらっしゃることも確かではあります。

 

 

肌は基本的な生活習慣と食生活で回復していきます

 

 

しかしながら手間をかけるべきは、肌の基本的な手入れと生活習慣、食生活です。

 

 

こんなことを申し上げるのも申し訳ないのですが、肌は基本的な生活習慣と食生活で回復していきます。化粧品の果たす役割はおおよそ10%だと考えてもいいでしょう。

 

 

その10%に手間をかけるといっても、手作りのために費やすのであれば、無駄が多過ぎます。おままごと感覚、あるいは化学実験感覚で作ってみるのは楽しいかもしれませんが、肌にとっては一大事なのです。

 

 

時間と手間を優雅にかけられる、また3日で使い切ってしまえるような生活スタイルで、しかも肌が丈夫、というのであっても、おすすめできません。