手作り化粧品が危険な理由
手作り化粧品は学校での化学の実験のような楽しさがあります。出来あがったときの嬉しさは何とも言えないものがあることは確かです。
しかしながらきちんと殺菌を行って作っていますか?
保存が効かないことを理解していますか?
成分がそのままダイレクトに肌に来るため、それだけ肌に負担が大きいことも理解していますか?
この3つをきちんと踏まえていないと、せっかく作った手作り化粧品を使ったことで、皮膚科のお世話になることも珍しくありません。
肌が弱い、という悩みをお持ちの方ほど、手作り化粧品に期待を寄せてしまうようですが、肌が弱い方ほど危険です。
殺菌や保存の問題よりも、肌に成分がダイレクトに来てしまうからです。肌が弱いことを自覚しているなら、あれこれと材料や容器を揃えていくよりも、皮膚科で相談して選ぶ方が肌に安全な化粧品を見つけることができます。
特にアトピーをお持ちの方は、肌の防御機能が弱いので、手作り化粧品をおすすめできないのが実際のところです。
一見、肌に優しそうですが、まったく優しくない、むしろ成分の問題を考えれば危険が大きいのが、手作り化粧品なのです。
保存を冷蔵庫でしていても、3日間が限度ですから、忙しい方には不向きという面もあります。劣化した化粧品は肌にダメージを与えるからです。見方を変えれば、腐ったものを食べることと同じことになります。
家庭では完璧にはできません
きちんと殺菌したつもりであっても、家庭では完璧にはできませんし、また成分の詳細を知らないまま作るというのは、肌には劇薬になることもあるのです。
「最初は身体が薬漬けになっているから、トラブルが起こる」
という意見もありますが、肌の方が正直に危険を教えてくれています。肌からのサインを無視して使い続けるのはおすすめできません。
トラブルが起こらなければいいのですが、多くの場合、トラブルを引き起こす原因になっているので、おすすめすることができないのです。