天然成分の危険を知っていますか?
手作り化粧品の良いところは、自分の肌にはトラブルが起こりやすい成分を避けて作ることができることです。
たとえばアルコールにかぶれやすい方は、保存が効かなくても水をベースにした化粧水を作ればいいわけです。
しかしここで陥りがちな危険は、天然成分へのこだわりです。
身近にあるハーブや食品を使って作る場合、天然成分をそこから抽出して使う、ということになりますが、ここにも危険が待ち受けています。
ハーブは医療効果があるものも多くあります。また食品の中には食べていると、身体の状態が変わってくるものも多いですよね。
それだけ成分の効果が強くなってしまうのです。
たとえばカモミールは手作り化粧品の材料でも人気があるハーブですが、ハーブティーとして飲んで平気でも、肌につけるとカモミールの成分がかぶれの原因になることもあります。
つまり肌にトラブルを起こす成分をよけないで作ってしまうからです。
本来は薬品と同じくらいの効果があります
天然成分というと肌に優しいというイメージがありますが、本来は薬品と同じくらいの効果があります。ですからハーブを医療でも用いるヨーロッパなどでは立派な薬という扱いになっていることも多いのです。
効果が出てくるほど嬉しい、という気持ちも理解できますが、それだけ肌に負担をかけているという面にも目を向けるべきです。
販売されている化粧品にもハーブを配合したものがありますが、この場合、肌にトラブルを起こす危険がある成分を取り除いて配合しています。
手作り化粧品を作る場合、天然成分の危険も把握しておかなければなりません。自然派というお題目に目くらましをされてはいけません。
自然派というと肌に優しいとお考えになる方も多いでしょうが、実際には肌には意外と危険が多いのです。
自然のままだからこそ、肌に危険な成分もダイレクトに触れてしまいます。作る際には成分を良く調べてからにしましょう。