手作り化粧品は試行錯誤する余裕が必要
本来、化粧品は自分で作ってきた歴史がある、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら実際には王侯貴族などが薬草などの知識を持っている者に命じて作らせていたのです。
また「ハーブ魔女」と呼ばれるハーブの知識を持った人間も一般の中にはいましたが、こういう方々も自分自身の試行錯誤などの中で知識をつけ、人々に与えていったのです。
確かに自分なりの美容法を持っていた方もいますが、あれこれと試しては失敗し、を繰り返しながら、確立していった経緯もあります。
いうなればレシピが公開されている手作り化粧品でも、自分自身で「最高に自分に合うレシピ」は自分で模索していかなければなりません。
必要になってくるのは、材料の吟味や配分がどれくらいであればベストなのかを、自分自身で試行錯誤できる金銭的余裕と時間的な余裕になってきます。
販売されている化粧品は専門知識があり、そのうえで配合の分量などを厳密に変えながら作られています。テストを行うという時間も作れられています。
そうした余裕がないのであれば、安易に手作り化粧品に手を出さないことも知っておくほうが良いでしょう。
レシピ通りに作ったのに、自分には合わない
安くて簡単に作れる、という方も少なくはありません。
ところがそのレシピ通りに作ったのに、自分には合わないということも多くあるのです。
原因はあまりにも自分を過信しているということになってきます。
趣味でお菓子を作っている方が思い通りに作れないということもしばしばありますが、化粧品はお菓子よりも難しいものです。お菓子の場合、腐っていなければ「まずい」で済みますが、化粧品の場合は肌トラブルの原因になるからです。
いうなれば試行錯誤できる余裕がないなら、自分の肌に合う市販の化粧品を探す方が安全で、しかも安く済ませることができます。
安易に手出しすべきではないのです。