肌のコンディションは一定ではない
これは手作り化粧品だけに言えることではないのですが、同じ成分のものを使っていると、アレルギー反応が起こったり、コンディションによってはトラブルも起こります。
実に面倒なのですが、人間のコンディションはいつも同じではありません。女性の場合であればそれを毎月体感しているでしょう。
中には使っている化粧品の変更をこまめにしている方もいらっしゃるかもしれません。
一見、どんな時期にも安全性が高そうな手作り化粧品も、長い期間、同じ成分や処方にしたものを使うのは、肌にはあまりいいことではないのです。
実は肌に合っていたはずの成分が合わなくなるときがやってくるからです。
肌の状態や時期でうまく使い分けなければ、肌は悲鳴をあげてしまいます。なんといっても、肌は人体の最大の臓器なのです。
時期によっては肌の働きが弱っていることを助けるものが必要になることをご存知の方も多いでしょう。
手作り化粧品の場合、そういう肌からのサインをきちんと応えるような成分を選んで作らなければならなくなります。いうなれば使うごとに作るという具合でないと、トラブルが起こりやすくなってしまうのです。
体調が悪い時期と肌のトラブルは重なってしまうことが多くありますが、その原因を皮膚科で解明し、治療した方が早く肌が回復しますよね。
作ったときには肌に合っていても、合わないときもあります。
そこで手作りだから安全、というイメージを持つことはやめた方が賢明です。
自分の肌を実験材料にしても良いと言うなら別です。
また肌が弱っているとき、天然成分はダイレクトに働きかけますが、その分、肌にも反応が強く出てしまいます。時期的に弱っている場合、危険も大きくなってしまいます。
手作り化粧品は多くの場合、天然成分で作りますよね。
それが実は肌には過酷なことになるときがあるのです。
作ったときには肌に合っていても、合わないときもあります。それを踏まえておく必要もあるのです。