マスカラブラシの種類と使い方
マスカラブラシの種類
最初に申し上げておきますと、一番、簡単にまつげにムラなく、丁寧に塗ることができるタイプはオーソドックスなロールタイプのものです。
これは基本ともいえるものですから、ちょっと練習しただけで上手に塗ることができるようになります。この応用で非常に小さいタイプがあって、下まつげに塗りやすくなっています。
ところが、最近ではさまざまな化粧品メーカーから、ユニークな形のものが登場してきています。
たとえばロールタイプの中央がくびれているものがあり、これはまつげのすみずみまで、際まで塗りやすくなっています。
逆にピーナツのような形もあり、これは全体的にバランスよく塗ることができます。
画期的とも言われているのは、コーム型のマスカラブラシですね。
これはまつげをときながら、ダマにならないように塗ることができるだけではなく、かなりボリュームがつくということで、話題になりました。
またまつげの形を整えながら塗ることができることで、このタイプを取り入れるという化粧品メーカーも増えています。
コーム型のマスカラブラシの注意点
しかし難点もあるのです。
使い慣れるまでは、まつげをとらえることが意外と難しく、またボリュームがつき過ぎてしまうこともあるのです。
そこでオーソドックスなタイプとコームタイプを組み合わせているタイプもでてきているのです。
最初はこのタイプで練習してもいいでしょう。
最新型といえば、ランコムが登場させた電動式のものです。
これにも難点があります。
つけているときにまつげがむずかゆいこと、電池を使っているために少々重さがあることで、重さに慣れるまでは扱いが大変です。
とはいえ微妙に動かせることで、非常に美しく仕上がります。
マスカラブラシの使い方
まつげをカールさせるために、ビューラーを使っても、なかなかカールをキープさせられないときがありませんか?
この原因はマスカラが悪いのではなく、ブラシの使い方に問題があります。
髪の毛をスタイリングするとき、ボリュームを出したいのであれば、髪の毛の根元を立たせるようにして、ブラシを使い、ヘアスタイリング剤を使用しますよね?
まつげも同じことなのです。
ですからマスカラの液をまつげにつけていく際には、根元をしっかりと塗って、まつげの先を細くなるように塗っていきます。
するとナチュラルでありながら、華やかな印象の目元に変えることができます。
そこで、どのようにしたらうまくブラシで塗ることができるのか、が気になりますよね。ついやってしまう、くるくると回転させるようにつけるのは、意外とムラになりやすいのです。
おまけにまつげの毛先にぼってりと液がついて固まってしまい、カールが長持ちしなくなってしまうのです。
まつげをとかしあげるように塗っていく
まつげをカールさせるようにブラシをつける方法は、まつげに対して垂直になるように塗ることなのです。
つまりまつげをとかしあげるように塗っていくわけです。するとダマになりにくいですし、根元から太い状態で塗ることができます。
中にはくるくると回転させるように使うマスカラもあるのですが、初心者ならば、まつげを持ち上げるように、とかしながらつけていくほうが失敗は少なくなります。
またビューラーで強引に上げたようなカールではなく、ナチュラルなカールに仕上がります。
またビューラーを使わずに、カールをきれいに作るには、まつげを固定させるように、少々持ち上げて、押さえながら塗っていく使い方もあります。
まつげの根元からしっかりと持ち上げて、カールさせたい部分で一時的に押さえてから、そのまま毛先に向かってときあげると、ナチュラルなカールが出来上がります。
マスカラブラシは洗うべき?
マスカラを毎日使っていると、ブラシがベトベトになっているのが気になることはありませんか?
こういう状態ではうまくまつげに絡んでくれないように感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでブラシを思い切って洗おうと考える方もいらっしゃるかもしれません。
実はこれはあまりおすすめできません。
それは洗い方や状態に問題があるのです。
ではどうやってきれいにブラシについてしまったダマや塊を洗い流すのかといいますと、クレンジングローションや専用の洗浄液、クレンジングオイルで落とした後、洗顔料で洗うしか方法がありません。
ところがこれらで洗い流すと、たしかにきれいにはなります。
ところがきれいになったのはいいのですが、肝心なマスカラの液がきれいに絡まなくなってしまいます。つまりノリが悪くなってしまうのです。上手にボトルの中で液を絡めるようにしても、なかなかうまくいきません。
そのうえ、クレンジング剤や洗顔料を完璧に落としていなかった場合は、液が変質してしまい、使えなくなってしまうのです。
洗ったりしないほうがおすすめ
そこでもしもブラシのベトベトが気になるのであれば、ティッシュの上に転がすようにして、ダマを取り除くようにしましょう。このときに注意したいのは、ボトルをラップなどで蓋をして乾燥を防ぐことと、力を入れ過ぎて、ティッシュの欠片がつかないようにすることだけです。
また手早く行っておきたいものです。液が非常に乾きやすいので、この汚れの落とし方であっても、やはり負担は大きいのです。そこであまり洗ったりしないほうが実のところはおすすめなのです。