マスカラの原材料(成分)
毎日、メイクの際に何気なく使っているコスメたちの成分を考えたことがあるという方も少なくはないでしょう。
特にていねいにまつげにつけてあげるだけで、ドラマティックに目元の印象が変わるマスカラは何で作られているのか、とても気になりますよね。目元は非常に敏感ですから、成分がとても気になってしまうことでしょう。
この大事なコスメアイテムの成分をさっそく、化粧品メーカーの開発者の方に伺ってみますと、企業秘密はあるけれど、という前置きをしてから、基本的に何で作られているのかを教えていただきました。
ではどのようなもので出来ているの?となりますよね。
実はマスカラは色の元になる顔料、水、ワックス、ポリマー、保存料で出来ています。
つまり
- 色をつけるために配合するもの
- 粘りを出すために配合するもの
- きれいにカールできるように配合するもの
- 滲みにくくするために配合するもの
- 腐らないようにするために配合するもの
で出来上がっているのです。
繊維の量が絶妙なデジャヴュ ファイバーウィッグ
この配合が各化粧品メーカーで配合のバランスを研究されているのです。
そしてこの基本となる成分にプラスするものを考えながら、作られているのです。
たとえば顔料であるならば、シャネルのエクセプショネルはピグメントを使用して、さらに印象的な神秘的に輝くまつげを演出してくれます。
ロングラッシュタイプになると、これらの中にまつげを伸ばすために、うまく絡んで、長さが出るように繊維(ファイバー)が加わります。この繊維の量が絶妙なのが、デジャヴュ ファイバーウィッグが代表的ですね。
いうなればマスカラは色がくっきりとつく、まつげのスタイリング剤、と考えてもいいのです。そのためにまつげの健康のためには使ったのであれば、きれいに落とさなければなりません。
マスカラの使用期限について
正直に言ってしまいますと、マスカラがその機能を最大限に生かしてくれるのは1か月です。
それ以降になってしまいますと、液が分離したり、なめらかにまつげにつかなくなってしまうのです。
ところがこれは同じマスカラを毎日使ったら、という前提があるのです。
現在、一本しか持っていない、という方は少数派ではないのでしょうか。
ほとんどのかたはロングタイプ、ボリュームタイプなどのように、機能が違うものを数本持っていて、気分やメイクの仕上がりを想定して使い分けている方が多いことでしょう。
こうした使い方の場合であれば、寿命は半年までのびてくれるのです。つまりお休みの期間がある分、長持ちするというわけです。
しかし使い方を間違えてしまったらならば、寿命は短くなってしまいます。
マスカラの寿命が短くなる使い方
ではどのような使い方が間違っているのでしょうか?
ついおこなってしまうマスカラのブラシを液がたっぷりとつくように、シャカシャカとい出し入れしてしまった場合、液が空気に触れて酸化したり、凝固してしまいます。ですからついやってしまいがちな使い方ですが、寿命を延ばすのためにやめたいものです。
むしろ、ボトルの中をこそげとるように撫でたほうが、液がしっかりとブラシに絡むようになるのです。
なお最初から、ブラシにごってりとつけた場合、ダマになりやすいので、ボトルの口でしごく方もいらっしゃいますが、これも液の劣化を進めてしまいます。
落とすのならば、勿体ないと感じるかもしれませんが、ティッシュの上を転がして、余計な液を落とすようにしたほうが、つけやすくなり、まぶたにつけてしまうことも少なくなります。