使い始めのマスカラの使い方
マスカラをつける前の注意点
まず必要に応じてはUVカットを伸ばし、そこにメイク下地を伸ばしてから、ファンデーションをつけ、そしてアイシャドウ、アイライナー、という具合にアイメイクを行っていきますよね。
ここで最後、仕上げとしてマスカラを塗るわけですが、ここでしばし気をつけなければならないことがあります。
どんなに上質なものであっても、まつげが汚れていたら、きれいにのらないのです。
そこでメイクが大方済んだのであれば、まつげを綿棒できれいにふき取る、という工程を入れることをおすすめします。
実は意外とメイクの間に、まつげにはさまざまなものがついてしまいます。朝のスキンケアで、化粧水や乳液、美容液がつけば、そこにメイク下地やファンデーションが絡みついてしまうのです。
するとおろしたてで液の状態もなめらなであっても、まつげにこびりつくようについてしまい、どのように塗り方を工夫しても美しく仕上がりません。
またアイシャドウは意外とまつげに落ちていることが多いので、マスカラをつける前には、アイシャドウを軽く落とすつもりで、綿棒でふき取ってから、コームでとかすようにすると、きれいに仕上がっていきます。
プロのメイクアップアーティストも行うテクニック
髪の毛のスタイリングも髪が清潔できれいな状態でなければ、美しく仕上がらないように、まつげもきれいな状態でなければ、仕上がりが美しくなりません。
ちょっと面倒かもしれませんが、つけるまえに軽くまつげについている余計なものを取り去るつもりで、綿棒とコームをつかってから、塗ってみてください。するときれいにまつげに均一に絡んで、美しく仕上がります。
これはプロのメイクアップアーティストも行うテクニックです。
マスカラのせいにしないで、ちょっとしたまつげのコンディションを整えてあげることも、重要なのです。
マスカラ下地はつけるべき?
つけまつげなしで、究極のまつげメイクを完成させたいというのであれば、マスカラ下地はつけるべきだというのが結論です。
それはどうしてなのか、と申しますと、まずマスカラのノリが良くなること、カールをした状態をしっかりとホールドできること、長さや太さを演出できること、何度も重ね塗りしなくてもしっかりボリュームが出るからです。
ところが使い方にコツがあります。
まつげについたローションなどをきれいに綿棒でふき取ってから、そこにマスカラ下地をつけるのです。一回軽く塗ったのであれば、完璧に乾くまで、マスカラをつけることはできません。矢継ぎ早に行ってしまうと、嫌なダマになったり、ひじきのような見苦しいまつげに仕上がってしまいます。
少々、面倒に感じるかもしれませんが、ほぼ1日、きれいにまつげメイクがキープできます。マスカラも落ちにくくなります。
まずまつげに塗ったのであれば、乾かないうちにコームでほぐし、まつげ同士がくっつかないようにしておきます。なかなかビューラーでカールさせてもキープできない場合、この状態でビューラーを使えば、カールがホールドできます。
完璧に乾いてまつげが仕上がってから、丁寧に塗っていけば、いわば下地が糊のような働きをしてくれるので、まつげにきれいに絡むようになります。
下地はつけたほうがおすすめ
またまつげが実際に太くなりますから、ボリュームもかなり出るのです。最初はなかなかうまくつけられないかもしれませんが、慣れればつけまつげをつけるよりもきれいに仕上がります。
ナチュラルな目元を演出したい場合も下地はつけたほうがおすすめです。
これはどうしてなのか、といいますと、強引に何度も重ね塗りするよりも、あらかじめまつげにマスカラ下地でハリを出しておけば、何度も塗り重ねなくても済みます。
だから存在感はあるのにさりげないまつげに仕上がっていくのです。
使い始めのマスカラの使い方
どのようなコスメでも同じですが、使い始めは意外と使いにくいものです。もちろん、マスカラも例外ではありません。
最初のうちは液がブラシにたっぷりとついていますから、ついつい根元から塗ろうとしたら、まぶたに液がついてしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。
こういう使い始めのマスカラは少々もったいない気もしますが、念入りに液をボトルの口の部分でしごいて余計な液をおとしておきます。
またブラシの先にクリーム状についている液も軽くふき取っておきます。
それが済んだら、そのまままつげに塗るのではなく、2〜3回ブラシを軽く振って、乾かしてからまつげに伸ばしていきます。こうすると非常にまつげに液が絡みやすくなっていきますので、まぶたにつきにくくなります。
このように少々、乾かしてからであれば、まぶたについてもすぐに綿棒で落とすことが簡単にできます。
塗り過ぎに注意
一回つけただけでは、なんだかインパクトに欠けると感じたのであれば、先にまつげにつけた液がきちんと絡んで乾くまで待ってから、再度、同じ要領でつけていきます。乾いたらつける、ということを繰り返すことが必要になります。
必要に応じてはコームでまつげをほぐしながら塗り重ねていくと、ナチュラルで美しいまつげが出来上がります。
ところが最近のマスカラはかなり機能性が進化していますから、さほど重ね塗りをしなくても、美しく存在感のあるまつげにしあがります。
ですからつい塗り過ぎになりやすいメイクアップコスメでもありますから、時折、鏡を遠くにして確認することも重要なポイントです。
マスカラの上手な塗り方
アイメイクでも、アイシャドウを塗るのには慣れているのに、マスカラは塗り方が難しいからと敬遠してしまう方も多いですよね。
確かに最初のうちは、気をつけているのに、まぶたにつけてしまったりして、それを直すことが面倒になって、使うことをやめてしまったという方もいらっしゃいます。
しかし、きちんとしたマスカラの上手な塗り方をマスターしてしまえば、こんなに簡単なことだったの?と思うことでしょう。
まつげをメイクするようにすれば、目元にメリハリが出て、表情豊かになってきますから、ぜひマスターしたいものです。
ではどのようにマスカラを塗ったらいいのかといいますと、最初から液をたっぷりつけるという方法は上級者テクニックですから、避けたほうが賢明です。
初心者であるならば、ブラシに液が絡んでいる状態にして、余計な分はビンの口の端でこそげとり、ブラシの先にソフトクリームのように液が固まってついている分もティッシュペーパーで落としておきます。
このようにブラシに少しだけついているようになったマスカラをまつげの根元を立たせてあげるように、上まつげはとかしあげるように、下まつげは下がるように塗っていきます。
ブラシにはわずかな量しか液が絡んでないので、まぶたにもつきにくくなります。長さとボリュームを出したいのならば、つけた液がきれいに乾いたら、同じようにして、まつげに重ね塗りしていけばいいのです。
焦らずに、少しずつ重ねていく
急いでいると、液をたっぷり含ませた状態で塗りたくなりますが、まぶたについてしまったり、まつげにダマができたり、あの嫌なひじきまつげになってしまう原因になります。
そこで焦らずに、少しずつ重ねていくことが上手な塗り方になってくるのです。
なおカールさせたいときは、ブラシで外側から抑え上げるようにすると、ナチュラルなカールが出来上がります。くるんとしたカールが作りたいなら、マスカラを塗るまえにビューラーでカールさせます。
マスカラの重ね塗りのやり方
アイメイクの仕上げにマスカラを、という方がほとんどですよね。
やはり目はぱっちりと見せたいものですものね。そのため重ね塗りの方法を日々研究されている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで重ね塗りを当たり前のように行っている方が多いのではないでしょうか。
その際に、まつげがひじきのようになってしまったり、ダマになったり、まつげ同士がくっついて不自然になってしまった、という経験はありませんか。
実はこれはマスカラに問題があるのではなく、塗り方に問題があるのです。
重ね塗りを効果的に行うのであれば、乾くまで待たなければなりません。マニキュアを塗るときに、乾いてから、また塗り重ねますよね?それと同じなのです。
同じブランドのものを使っているのに、仕上がりが違ってしまうのは、きちんと乾いてから、つけていないから、ということが本当に多いのです。
きちんと乾いてから塗る
きれいにセパレートしていて、長さ、ボリュームが揃っているまつげに仕上げるためには、最初に塗ったらコームでまつげがくっついているのをほぐし、そこから乾かして、再度つけてあげます。そうしたら、またコームでまつげをとかし上げます。
これを繰り返すことで、美しい仕上がりのまつげになります。
中には違う機能のマスカラを重ねている方も多いかと思いますが、その際の順番としては、下地、ロングラッシュタイプ、ボリュームタイプ、カールタイプ、透明タイプで重ねていくと理想的なまつげに仕上がります。
朝のメイクにそこまで時間はかけられない、という方がほとんどでしょう。しかしこの塗り方をすれば、メイク直しをする必要はなくなります。ちょっと早起きして、頑張ってみませんか?
マスカラを使い分ける
マスカラを何本か持っているという方は珍しくなくなりました。中には効果の違うものを組み合わせて、いつも完璧なまつげメイクをしている方も増えています。
しかしながらここで気をつけたいのは、どのようなときも同じようにメイクしてしまう危険性なのです。
たとえばオフィスや学校では、デートや遊びに行くときと服装は変えますよね。中にはヘアスタイルも変える、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。メイクも同じことなのです。
マスカラをばっちり塗ってあるから、いつもきれい、とは実は言えないのです。
やはり真面目な席では控えめにしたほうが好ましくなりますし、パーティーなどでは華やかにしたほうがシチュエーションに合っているものです。
そこでボリュームタイプやロングラッシュタイプ、ナチュラルタイプとあったのであれば、その使い分けをすることも考えなければなりません。いつも同じようにこってりとマスカラで仕上げている目元はともすれば不謹慎ともとられてしまいます。
仕上がりの違うものをそろえて使い分ける
また着る服装によっても、メイクは変えたほうが望ましいものです。
極端な例をいえば、着物を着たときにいつものメイクでは良さが引き立たなくなってしまいます。着物との相性を考えるのであれば、まつげメイクは控えめなほうが、美しく見えます。
そこで現在、マスカラを数本お持ちであるならば、想像力を駆使して、自分がどのようなイメージで、そのシチュエーションにいればいいのかを、メイクの前に考えてみることをおすすめします。
いつも同じような仕上がりではメイクの意味がなくなってしまいます。やはりメイクも服装と同じようにシチュエーションで切り替えるのが賢い方法なのです。
そこでマスカラは仕上がりの違うものをそろえて使い分けることが、より美しい仕上がりを左右するのです。