マスカラの歴史(起源)
いつも何気なく使っているマスカラですが、この起源に関しては、いろいろな説があります。
しかしながらもっとも信憑性があるのは、1913年、アメリカのメンフィスで始まったという説です。
19歳の薬剤師トーマス・L・ウィリアムズが片想いに悩んでいる妹メイベルのために、ワセリンゼリーと石灰粉を混ぜて、まつげを濃く見せる化粧品を作ったということが始まりとされています。
そのメイベルの恋は見事に実ったのです。この恋を実らせるきっかけになったまつげ化粧品こそが世界で初のマスカラだと言われています。
このまつげ化粧品は女性たちに話題を呼び、トーマス・L・ウィリアムズは妹の名前とワセリンを合わせた社名をつけて、化粧品会社を立ち上げます。
それがメイベリンなのです。今、実際にメイベリンの製品を愛用されている方も少なくないのではないでしょうか。
マスカラとメイベリン
なにげなく使っているマスカラのはじめてが、片思いの恋を実らせようというけなげな気持であったということは、何かロマンティックですよね。
その後、マスカラは欧米の女性のメイクアイテムとして欠かせないものになりました。
印象的なのは、映画「ニキータ」でヒロインが熱心にまつげにつけているシーンです。それだけ、まつげは欧米の女性にとって重要になったのも、マスカラが登場したからこそなのです。
そして「まつげを丁寧にメイクすると美人に見える」という発見は日本女性にも上陸しました。
現在では、平均してマスカラは3本持っていると言います。
これからまつげをメイクするとき、ちょっとこのロマンティックなはじまりを思い出してみませんか?
きっと美しくまつげメイクができるのではないでしょうか。