ブラシで洗う洗顔法は危険?

ブラシで洗う洗顔法は危険?

海外の映画などでブラシを使い、顔をくるくると洗うシーンを観たことはありませんか?

 

なんとも気持ちよさそうですし、肌にこびりついている汚れや古い角質もすっきりと落とせそうですよね。

 

ところがこの洗顔法は日本人の肌にはNGなのです。

 

どうして危険なのかといえば、それは日本人の肌の構造に原因はあります。

 

ここでちょっと、肌、つまり皮膚のお話をしましょう。

 

皮膚はおおまかにわけると目に見える部分であり、角質の積み重ねでできあがっている表皮と奥にあるコラーゲンやエラスチンなどの組織でクッションのようにできあがっている真皮でできています。

 

白人の肌は表皮が厚く、真皮が薄くできあがっていて、シワはできやすいのですが、表面の刺激に対して、とても強いのです。それに対して日本人は表皮が薄く、真皮が厚くできあがっていますから、シワができにくいにですが表面の刺激に弱い肌なのです。

 

肌を傷めてしまう危険性が高い

 

ですからブラシでくるくる、というのは、必要以上に表皮を削り取ってしまうことになりますから、肌を傷めてしまう危険性が高いのです。

 

「でも床屋さんで顔のうぶ毛を剃ってもらうときに、ブラシで泡を乗せるけど」

 

とお考えになる方もいるかもしれません。床屋さんで使っているブラシは、かなり柔らかいものですし、床屋さんも絶対に力を入れません。ですから安全なのです。

 

もしも肌の組織を健やかに保ち、美肌にしたいのであるならば、このような洗顔法はやめたほうがいいでしょう。

 

もしも今、洗顔用のブラシがあるのならば、それは洗顔料の泡立て用に使ってみてはいかがでしょう。てのひらの上でくるくると回すと、キメ細かい泡が立ち、気持良く使えるようになります。