赤い口紅を使いこなすには
だんだんグロスだけのリップメイクから、口紅にリップメイクはシフトチェンジをしています。まだグロスを引きずっているメイクはどこかしら、新鮮味がなく、古臭いと見えてきてしまったわけです。
つまりアイメイクもつけまつげやマスカラ、アイライナーでごてごてと塗りたくるより、繊細にしあげ、リップメイクを丁寧にした端正なメイクが主流になりつつあります。
そこで注目され始めているのは赤い口紅です。
ところが大きな問題があります。
それはグロスというツヤと輝きだけで仕上げるリップメイクに慣れきっていて、赤という鮮烈な色を唇に使うことの方法がわからないということです。つまり使いこなすことができないのです。
それにシャープにひいた赤い口紅とまっすぐな黒髪がトレードマークだった山口小夜子さんをそのままお手本にするのは、難しいことです。あのメイクは彼女のオリジナルであり、彼女以外が似合うとは考えにくいからです。
またファッションが80年代回帰といっても、80年代風の使い方は、やはり古臭く見えてしまいます。
赤という色を恐れることはありません
現代風に使いこなすのもコツがあります。雰囲気を明るく、また軽快にして使えば良いわけです。そこにキュートな雰囲気もプラスしていきましょう。
その方法は最初に自分の唇の色に近いリップペンシルで形を整えておきます。
次に口紅を使いますが、スティックのまま塗るのではなく、リップブラシに含ませてから、軽く唇を叩くように色をぽんぽんと乗せていきましょう。
そこまでできたら、ムラにないように指でリップペンシルで囲んだ唇全体慣らしていきましょう。
これで持て余している赤い口紅を使いこなせるようになれますよ。すると新鮮味のあるメイクになるはずです。赤という色を恐れることはありません。