その色の口紅が似合わないのではない
新色の口紅を買ってみたはいいけれど
「私には似合ってない」
と愕然としてしまった経験はありませんか。
こういう場合、色が似合わないのでもなく、似合わない色を選んでしまったわけでもありません。メイクのバランスや塗り方のテクニックが甘いだけのことです。
たとえばピンクの口紅でも塗ってみたら自分に似合わない色だと感じれば、塗り方を工夫してみればいいのです。
似合わない色の口紅は唇の中のポイント的に使ったり、リップペンシルのように輪郭を取るために使ってからぼかし、透明なグロスを軽く使うという形で似合うように変わります。
また唇だけが浮いてしまうような加減であれば、メイクのバランスを取りなおしてみましょう。アイメイクの色をチェンジしたり、マスカラを控えめにするか、逆に多めにしてみると、顔全体にフィットするようになります。
日本人の肌の雰囲気から言えば白っぽいピンクは似合わない色と思いやすいのですが、それも塗り方のテクニック次第です。美白に励んで肌を極端に白くしたり、逆に小麦色に焼くばかりが似合わせる方法ではありません。
リップブラシで重ねて色のコントロールをしながら塗る
まず白っぽいピンク自体はどういう形の唇に映えていくかを考えながら、輪郭を丁寧に摂り、塗る際にも立体感が出るようにしてみましょう。この立体感を出すためには、濃い色の口紅やリップペンシルを使っても結構です。
唇の立体感があれば、難しい色も似合うようになります。
また似合わない色の口紅はスティックのまま塗るのではなく、リップブラシで重ねて色のコントロールをしながら塗るということも忘れるわけにはいきません。実はリップブラシを使うほうが色のコントロールがしやすく、似合う濃度に抑えられます。
買ってしまって失敗した、と思い込むよりも、工夫してみましょう。