プラス攻撃かマイナス駆け引きか
地味顔であればついついプラスしていきたくなりますし、派手顔ならマイナスにしていきたくなるのがメイクです。
地味顔のある女性は「眉をかっちり描いて、マスカラを重ね塗りしないときが済まないし、口紅もはっきりした色じゃなきゃ落ち着かない」といいますし、派手顔のある女性は「恐ろしくて、眉も描きたくないから地味な色の口紅と日焼け止めだけしかできない」とこぼしています。
ところがどちらもプラスとマイナスのバランスが悪くなってしまいます。
そこで地味顔の人も、派手顔の人も、自分の顔のパーツを良く観察してみましょう。
どこにプラスを持ってきて、マイナスすべき部分はどこか、を客観的に見てみれば、顔全体のバランスが取れるので、いわゆる「美人顔」になれるのです。
メイクはいわば顔のパーツのバランスを整えるものです。地味顔を派手にしたり、派手顔を地味にするものではないのです。
自分の顔に合うようにアレンジ
たとえば唇はふっくら大きくても、目が小さめであれば、目はプラスで、唇はマイナス、という具合にしてもいいわけです。目が大きく、唇が小さければ、その逆でいいのです。
全体のバランスを整えてみると、実際には全部のパーツを足していくことになっていくので、マイナスすべき部分を見つけておくことも大事です。
ファッションショーなどでのモデルたちのメイクは彼女たちの個性を生かしていますから、参考にしてもいいでしょう。でもそのまま取り入れていくのではなく、自分の顔に合うようにアレンジしていきましょう。
特に地味顔の人はアジア系モデルのメイクは素晴らしいお手本になります。
派手顔の人はいっそのこと、ドール系と呼ばれている白人モデルのメイクを参考にしたっていいのです。ドール系モデルは意外とシンプルで日本人にも似合うからです。