自分なりの合わせ方を考えよう
流行色をそのまま取り入れてもおしゃれになることはありません。個人差がありますから、その個人差を出してこそ、おしゃれになるのです。
流行色をおしゃれに決めたいなら、自分なりの合わせ方や取り入れ方の工夫が重要になってきます。それこそがおしゃれというものの楽しみでもあるのです。
漠然と「この色を着ていれば安心」ということはありません。素材でも発色や質感が変わり、同じ色でも違って見えるものなので、自分の質感に合った素材選びから流行色を取り入れてもいいわけです。
この取り入れ方次第で、おしゃれになるか、無難になるかが決まってきます。
素材の合わせ方や取り入れ方で、流行色が自分なりにこなせられたら、おしゃれは合格です。雑誌やファッションショーのランウェイに登場するファッションモデルたちであっても、実際にはこうした部分を重要視されて、身につけるものが選ばれています。単にスタイルが良く、美貌に恵まれているから似合うわけではありません。
ですから、個人差を生かし、流行色とは付き合うほうが、楽しみも増えますし、「この色は自分には無理」と諦めることがなくなります(とはいえ、嫌いな色であれば、敬遠したっていいのです)。
そこで自分なりに合わせ方のルールを考えていくことも、個人差を生かして流行色をプラスする方法になれるのです。
自分に似合う素材から選んでもいいですし、アイテムで選んでもいいですね。
また差し色に選んでいくのも、賢い方法になります。
その年だけしか流行しそうにないものであれば、安いアイテムで楽しんでもかまいません。今は「高ければおしゃれ」という時代ではないからです。おまけに着る人の個性がなくては光らないものも多くあります。
メイクも同じことです。うまく自分なりの合わせ方を考えていけば、色は楽しいものになります。